中絶の権利 · 音声
リプライ・ガイズ
Reply Guys
「Reply Guys」は、Kate Willett と Mohanad Elshieky が司会を務める政治コメディ・ポッドキャスト。記者、コメディアン、活動家、左派の候補者を招き、オンラインのミソジニーを企業権力、選挙政治、労働問題、公共的議論を形づくるメディア構造と結びつけて考える。
リスニングノート
「Reply Guys」は、Kate Willett と Mohanad Elshieky が司会を務める政治コメディ・ポッドキャストである。番組名は、オンラインで女性に上から目線の返信を送る「reply guy」を、避けがたい日常の雑音ではなく、批判と笑いの対象へと反転させる。記者、コメディアン、活動家、左派の候補者を招き、企業の強欲、政治家の無責任、オンラインのミソジニーを同じ会話の中で扱う点が重要だ。性差別を個人のマナーの問題に縮小せず、それを報いる制度、プラットフォーム、経済的利害へと視線を向けるからである。
この番組のフェミニズム的価値は、体系的な理論講座を提供することよりも、一見別々のニュースを権力がどう横断するかを示すところにある。選挙の言説、職場の対立、メディアの見世物、オンライン・ハラスメントはいずれも、誰が当然のように発言権を与えられ、誰が公共空間にいる資格を繰り返し証明させられるのかという問いにつながる。コメディはここで、周縁化された人々に怒りの正当性を説明させるのではなく、権力者と粗末な政治的弁明を笑いと批判にさらすための方法になる。
ゲスト中心の形式は、「政治的専門知」の範囲も広げている。オーガナイザー、記者、候補者、コメディアンが同じ場で語ることで、生活経験、運動の知識、メディア分析が並置される。ただし、すべての回が包括的というわけではなく、時事的な笑いは米国政治の背景知識を前提にすることも多い。したがって、中立的なニュース源や、生殖の正義・労働政治・デジタルなミソジニーの完全な入門書ではなく、左派政治の会話を記録したアーカイブとして聴くのが適切だろう。
公式情報によれば、フィードは 2019 年から 2025 年まで更新され、その間に司会者と政治状況も変化した。2025 年の終盤には、Kate Willett が次に関わる「Dystopia Now」への案内も含まれる。この時間的文脈で見れば、「Reply Guys」の価値は各問題に永遠の判決を下すことではなく、フェミニズムと社会主義のコメディが構造的権力を聴き取れるものにし、返信、ジョーク、ネット文化といった「取るに足らない」とされがちな素材を政治批評へ変える過程を記録したことにある。
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