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天使は白をまとう

性暴力反対 · 映画

天使は白をまとう

原題嘉年华

海辺の小さな町で、2人の女子小学生がホテルで性的暴行を受ける。その夜、ホテルの受付にいた10代の少女ミアは、事件の唯一の目撃者だったが、職を失うことを恐れて沈黙を守る。この映画は、現代中国における若い女性に対する性暴力と、それを取り巻く社会の無関心や構造的な問題を鋭く描き出している。

監督
ヴィヴィアン・チュー
2017
地域
中国 / フランス
上映時間
107分

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社会階層の異なる2人の少女――不法就労者の「部外者」であるミアと、暴行の「被害者」であるモン・シャオウェン――の視点を通して、『天使は白をまとう』は、賑やかな「祝祭(カーニバル)」の裏側で、社会システムがいかにして女性を構造的に追い詰め、無視しているかを暴き出す。本作は、性被害そのもののセンセーショナルな詳細には立ち入らず、事件発生後の大人たちの偽善、責任転嫁、そして取引に焦点を当てている。

海辺にそびえ立つ巨大なマリリン・モンロー像は、性的に対象化された女性の象徴であり、この悲劇の沈黙の目撃者でもある。ミアは監視カメラのモニター越しにすべてを目撃する。彼女の沈黙は生存本能によるものだが、同時に社会の無関心の投影でもある。一方、シャオウェンの両親、警察、弁護士たちは皆、一見「合理的」な方法で真実を隠蔽したり、そこから利益を得ようとしたりするが、被害者のトラウマを真に気遣う者は誰もいない。

これは単なる性暴力に関する映画ではなく、女性の生存状態についての寓話である。本作はすべての傍観者に問いかける。権力と不正を前にして、私たちもまた共犯者になってはいないだろうか?ヴィヴィアン・チュー監督は、抑制されつつも力強い映像言語を用いて、家父長制社会と大人の世界に対する鋭い告発を行っている。

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