家事労働 · 論考
メキシコ2024年全国時間利用調査
INEGIは参照週の有償労働、無償労働、ケアを調査する。参加率、参加者の時間、同時に行うケアを分けることで、性別分業が見える。
記事解析
INEGIの調査は女性の無償労働とケアを時間配分に含め、家庭の分業と制度を検討できるようにする。 無償労働が存在しないのではなく、「仕事」の認識から外れている。メキシコ2024年全国時間利用調査の結果は、家事、ケア、有償労働を同じ時間配分に置く。INEGIによる公表は2025年8月28日で、調査年とは異なる。
時間をどう記録したのか
対象は12歳以上で、直前の参照週について、あらかじめ分類した活動ごとに尋ねる。分単位の日記ではない。週の時間を他国の日平均とそのまま並べることはできず、一人ひとりの一日の厳密な再現より、仕事の分配を捉える方法である。
有償と無償を合わせると、収入のない人は働いていないという見方を検討できる。ただし参加率と参加者の平均時間は別の指標である。多くの人が時々する仕事と、少数が長時間担う仕事を一つの数字では捉えられない。
ケアは独立した時間枠に収まらない
子どもや親族の見守りは、料理や休息と同時に起こる。受動的なケアや同時活動の欄を機械的に足してはいけない。連続した作業がなくても、待機と責任が移動や就業を制約する。
年齢、民族、都市と農村による違いも重要である。女性の時間を単一の経験にまとめず、分配の記述から個人の好みや自然な選択を推論しない注意が必要だ。
メキシコの無償家事労働サテライト勘定は時間を金銭評価へ変え、価値と負担の問いを比較できる。アルゼンチン2021年調査は分類と方法の比較になる。国際比較では、労働の多寡より先に定義と分母を揃える必要がある。
原題:Encuesta Nacional sobre Uso del Tiempo (ENUT) 2024: Reporte de resultados。
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