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トランス・ミソジニー小史

トランスフェミニズム · 書物

トランス・ミソジニー小史

原題A Short History of Trans Misogyny

著者Jules Gill-Peterson

Jules Gill-Peterson は transmisogyny を、植民地国家統治、人種秩序、警察、セックスワーク、transfeminized people のグローバル史の中に位置づける。

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書評と読書案内

Jules Gill-Peterson の『トランス・ミソジニー小史』は、それを現代西洋のアイデンティティに向けられた新しい偏見だけとして語らない。植民地統治、人種分類、都市規制、セックスワーク犯罪化、公共的見世物が「トランスフェミナイズされた」人びとをどう処罰したかを追う。この語は、全員が同じ自己認識を持ったと仮定せず、女性化によって脆弱にされた多様な人を捉える。

南北アメリカなどの事例では、権力がジェンダー差異を人種的無秩序、性的逸脱、労働規律の失敗、植民地的近代への抵抗の証拠とした。警察、医療、監獄、改革運動は既存少数者に反応しただけでなく、統治可能な人口を作った。貧しいトランス女性とセックスワーカーは、規制と抵抗の歴史の中心にいる。

短く論争的な世界史は地域史料の代わりにはならず、分析語が先住民や文化固有のアイデンティティを消してもならない。それでも反トランス暴力がミソジニーの外部ではなく、女性性が人種化・階級化・警察化される仕組みを示すという介入は重要だ。連帯はこの制度に最もさらされる人から始めなければならない。

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