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新しいジム・クロウ:カラーブラインド時代の大量収監

刑務所廃止 · 書物

新しいジム・クロウ:カラーブラインド時代の大量収監

原題The New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness

著者Michelle Alexander

新しいジム・クロウ:カラーブラインド時代の大量収監は、処罰、ジェンダー、人種、コミュニティの安全を結びつけ、FemRes の廃止フェミニズムと変革的正義の基礎資料を補強する。

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書評と読書案内

『新しいジム・クロウ』は、米国初の黒人大統領が誕生し「ポスト人種社会」への期待が頂点にあった時期に、正反対の診断を提示した。法的な人種隔離は終わっても、人種的カーストは消えず、大量収監を通じて再設計されたというのである。公民権弁護士ミシェル・アレグザンダーは刑事司法を、人種化された市民権の制度として捉える。法文に「黒人」と記さなくても、薬物、犯罪、公共安全という中立的な言葉によって多数の黒人男性を重罪犯とし、刑期後も劣位の身分に置き続けられる。

本書は奴隷制、再建期への反動、ジム・クロウから、「法と秩序」の政治と麻薬戦争へ至る系譜を描く。露骨な人種支配が正当性を失うたび、一見非人種的な理由が白人優位を組み直す。アレグザンダーは南部戦略、レーガン政権による薬物取締りの拡大、そして実際のクラック危機に先立ってメディアが黒人の売人や「中毒者」の像を作った過程を検証する。公的語彙から人種が消えても、誰を犯罪の脅威として想像するかには残り続ける。

「ロックダウン」の仕組みを解く章が最も説明力に富む。警察は薬物捜査の停止・捜索に大きな裁量を持ち、検察官は重い訴因と最低刑を使って司法取引を迫り、貧しい被告には公判を争う資源がほとんどない。薬物使用や売買の人種差では執行格差を説明できないのに、取締りは黒人地区へ集中し、私的空間より目につく路上取引が摘発される。さらに「カラーブラインド」な憲法判断は明示的な差別意図の立証を求め、予測可能な構造的格差を人種差別として争うことを困難にする。

刑務所は過程の中間にすぎない。重罪歴という「残酷な手」は、住宅、雇用、教育、福祉、陪審、投票からの排除と、保護観察、仮釈放、債務、汚名を伴う。刑を「償った」後も申請のたびに身分を明かし、合法的差別を受け、技術的違反で再収監されうる。恒久的な周縁化は家庭と地域も再編する。収入とケアの担い手が奪われ、パートナーや母親が面会、法的費用、育児を背負い、住民が他地域の刑務所へ移されるにつれて政治的代表と公共資源も弱まる。

ジム・クロウとの類比は、ばらばらに見える警察活動、量刑、民事的不利益を一つの人種階層として可視化する。ただし著者自身、新旧制度が同一ではないと認める。現在の刑罰秩序には黒人の警官、裁判官、政治家や一部の黒人世論も参加し、法的隔離を義務づけず、複数の人種集団を傷つける。類比は機能としての人種統制と汚名を示すために用いるべきで、奴隷制とジム・クロウ固有の暴力を平板化したり、「無実」または非暴力犯罪の人だけが自由に値すると示唆したりしてはならない。

フェミニズムの読者には明確な留保も必要である。本書は黒人男性を中心に置き、ジェンダーを十分な分析軸として展開しない。女性の収監、警察による性暴力、妊娠と生殖の統制、クィア/トランスの犯罪化、受刑者家族で女性化された無償労働は別の研究で補う必要がある。それでも本書はフェミニズムと無関係ではない。重罪歴による市民権の格下げは親密圏、母性、家計、地域の安全を組み替える。読者は本文の周縁にある社会的再生産の費用を中心へ戻すべきで、本書がしていない仕事まで評価してはならない。

学術的批判は本書の巨大な影響を適切に測る助けになる。ジェームズ・フォーマン・ジュニアらは、麻薬戦争だけでは州刑務所人口の大半を説明できず、暴力犯罪、地域差、階級、治安を求めた黒人住民の複雑な政治、ラテン系など他集団への影響をより考慮すべきだと論じる。連邦の薬物政策に焦点を当てると、検察、郡拘置所、州政治の差も見えにくい。2010 年以降は刑罰政策、合法大麻市場、警察への抗議運動も変化した。本書はあらゆる収監統計の最終モデルではなく、問題設定を変えた総合的な公共論として読むのが妥当である。

六つの展開――カーストの再生、ロックダウン、司法の色、釈放後の「残酷な手」、ジム・クロウとの比較、新しい運動への呼びかけ――を追うと論証が見えやすい。政治経済と地理は『Golden Gulag』、黒人女性と反暴力運動は『Arrested Justice』、性とジェンダーの犯罪化は『Queer (In)Justice』で補いたい。FemRes にとっての中心的な方法は、法律が人種を口にするかだけで平等を測らず、中立に見える手続きが誰から自由、住居、仕事、投票、尊厳を継続して奪うのかを追跡することである。

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