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Wadjda

ジェンダー規範 · 映画

Wadjda

サウジアラビア初の女性監督による、同国初の長編映画。10歳の少女ワジダが、男の子と競争するために緑色の自転車を手に入れようと奮闘する姿を描く。厳格な宗教的戒律や男尊女卑の風潮が残る社会において、少女の純粋な願いがいかにして自由への渇望と主体性の獲得へと繋がっていくかを、瑞々しくも鋭い視点で描き出した感動作。

監督
ハイファ・アル=マンスール
2012
地域
サウジアラビア
上映時間
98分

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ハイファ・アル=マンスール監督による『少女は自転車にのって』(2012年)は、サウジアラビア国内で全編撮影された初の長編映画であり、同国初の女性監督による作品という、映画史に刻まれるべき金字塔です。10歳の少女ワジダ(ワアド・ムハンマド)が自転車を切望するという一見シンプルな物語を通じて、映画はサウジアラビア社会における女性の行動の自由や空間政治に対する深い洞察と批判を提示しています。本作において自転車は、単なる乗り物以上の意味を持ちます。それは、伝統的にサウジアラビアの女性から奪われてきた「移動の自由」と「主体性」の強力な象徴であり、成人女性たちが切望し続けてきた車の運転権(2018年に解禁)への先行する抗いでもあります。男友達のア卜ドゥッラーと競争したいというワジダの願いは、性別によって公私を峻別する「見えない壁」に対する本能的な拒絶を意味しています。マンスール監督は、学校のコーラン暗唱大会を単なる従順の場ではなく、ワジダが自らの知性と声を使って解放のための資金を得るための、戦略的な競技場として描き出しました。

映画の感情的な核心は、一夫多妻制の脅威にさらされる結婚生活の中で揺れる母と、ワジダとの関係性の変容にあります。二人のダイナミズムは、より広い世代間の葛藤を反映しています。当初、娘の評判を恐れて伝統の門番として振る舞っていた母親が、最終的に娘のために自転車を購入するという決断は、基進的(ラディカル)な女性同士の連帯(ソリダリティ)を示しています。この瞬間は、母性が社会的な監視の視線を打ち破り、女性を孤立させるように構築された環境においてこそ女性同士の支え合いが必要であることを肯定するものです。手作りのブレスレットを売り、学校の官僚的なルールを巧みに渡り歩くワジダの起業家精神は、社会変革の先駆けとしての経済的賦権(エンパワーメント)の重要性を浮き彫りにしています。彼女の旅は、アラブのフェミニズムが、単一の直接的な対決ではなく、文化や宗教の枠組みの中で行われる静かで粘り強い交渉の積み重ねであることを示唆しています。

映像面において、マンスール監督は、砂埃の舞うリヤドの日差しに照らされた通りと、家庭や学校という閉鎖的な女性空間との鮮明な対比を用い、ワジダのミッションにかけられた賭けの大きさを際立たせています。本作の先見性は驚くべきもので、2018年の歴史的な改革を予見させるかのように、ワジダを新世代の象徴的な先駆者として描き出しました。宗教的な家父長制の下で尊厳を保つために必要な複雑な交渉過程を人間味豊かに描き出すことで、『少女は自転車にのって』は、地域的な設定を超えて、若者の権利と女性の自律性をめぐる普遍的なアンセムとなりました。これは「しなやかな抵抗」の傑作であり、最も深い変革は、性別によって夢に制限がかかることを拒絶する子供の純粋な意志から始まることを証明しています。ワジダの勝利を通じて、本作は断言しています。自由への道は、障害を恐れず、自分自身が前進する姿を想像できる勇気を持つ者たちによって切り拓かれるのだ、と。結論。 sky

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