FemRes成長し続けるレビュー

メディア索引

ジェンダー政治映画

11
01

映画 · 2024年9月

The Substance

コラリー・ファルジュ

コラリー・ファルジュ監督が放つ、現代女性の身体政治を過激なボディ・ホラーで解剖した衝撃作。年齢差別によって居場所を失ったフィットネス・アイコンが、謎の薬品によって「より若く、より完璧な」自分を産み落とす。カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した本作は、極限の美学を通じて、ルッキズム、エイジズム、そして女性の自己嫌悪という現代の病理を痛烈に告発する。

02

映画 · 2024年8月

ブリンク・トゥワイス

Blink Twiceゾーイ・クラヴィッツ

ゾーイ・クラヴィッツの監督デビュー作となったサイコスリラー。テック業界の億万長者スレイター・キングのプライベートアイランドに招待されたカクテル・ウェイトレスのフリーダが、豪華な休暇の裏に隠された恐ろしい陰謀に直面します。支配、虐待、共同体のトラウマ、そして女性たちの連帯を、ヴィジュアル豊かな映像と緊張感あふれる演出で描き出し、現代社会の権力構造を鋭く告発します。

03

映画 · 2024年7月

MaXXXine マキシーン

MaXXXineタイ・ウェスト

タイ・ウェスト監督による『X エックス』三部作の完結編。1985年のロサンゼルスを舞台に、ポルノスターからの脱却を目指すマキシーンが、ハリウッドでのスターダムを駆け上がろうとする姿を描く。連続殺人鬼の影と業界の闇に直面しながら、自らの野心と尊厳のために戦う一人の女性の執念を、スタイリッシュな映像美で描き出します。

04

映画 · 2024年5月

All We Imagine As Light

パヤル・カパディア

インドの新鋭パヤル・カパディア監督が、ムンバイの病院で働く3人の女性たちの孤独と連帯を瑞々しく描き出し、インド人女性監督として史上初めてカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した歴史的傑作。世代の異なる彼女たちが、急速に近代化する都市の喧騒の中で自らの居場所と「光」を見出していく姿を、詩的で美しい映像と言語を超えた共感で綴ります。

05

映画 · 2023年9月

Poor Things

ヨルゴス・ランティモス

ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再タッグを組んだ、目眩く超現実的ファンタジー。ヴィクトリア朝のロンドンを舞台に、胎児の脳を移植されて蘇った若き女性ベラが、未知なる世界へ飛び出し、性、知性、そして社会的な自律を吸収しながら驚異的な進化を遂げる姿を描きます。ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した、新たなフェミニズム映画の金字塔です。

06

映画 · 2023年8月

落下の解剖学

Anatomie d'une chuteジュスティーヌ・トリエ

夫の転落死をめぐる裁判劇。真実の不確かさ、夫婦関係の複雑さ、そして言葉の限界をスリリングに描く。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。

07

映画 · 2022年11月

She Said

マリア・シュラーダー

ハーヴェイ・ワインスタインによる数十年に及ぶ性的暴行と搾取の隠蔽を暴いた、ニューヨーク・タイムズの記者たちの実話に基づく調査報道ドラマ。マリア・シュラーダー監督によって映画化された本作は、#MeToo運動の火付け役となったスクープの裏側を描き、沈黙を強いられてきた女性たちの勇気と、真実を追求するジャーナリズムの力を浮き彫りにしています。

08

映画 · 2021年9月

あのこと

L'Événementオドレイ・ディヴァン

ノーベル文学賞作家アニー・エルノーの自伝的小説を映画化。中絶が違法だった1960年代のフランスを舞台に、望まぬ妊娠をした大学生アンヌが、自らの未来を守るために孤独な闘いに投じる姿を描きます。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞に輝いた本作は、女性の身体的自律権と社会の抑圧を鋭く問いかける、衝撃のヒューマンドラマです。

09

映画 · 2018年8月

The Favourite

ヨルゴス・ランティモス

18世紀初頭のイングランド宮廷を舞台に、病弱なアン王女の寵愛をめぐって繰り広げられる二人の女性の壮絶な権力争い。華麗な衣装と鋭い毒舌、そして独創的な映像美で、女性の権力、性的政治、そして生存本能を赤裸々に描き出したヨルゴス・ランティモス監督の衝撃作。

10

映画 · 2017年9月

バトル・オブ・ザ・セクシーズ

Battle of the Sexesジョナサン・デイトン&ヴァレリー・フェリス

1973年、世界中で9000万人が熱狂した伝説のテニスマッチ、ビリー・ジーン・キング対ボビー・リッグスの「性別の戦い」を描いた実話ドラマ。エマ・ストーンが伝説の女王ビリー・ジーンを、スティーブ・カレルが元王者ボビーを演じます。スポーツ界の男女平等、同一賃金、そしてLGBTQ+のアイデンティティを巡る、歴史を変えた世紀の一戦の裏側を深く描き出します。

11

映画 · 2009年9月

ジェニファーズ・ボディ

Jennifer's Bodyカリン・クサマ

学園の女王ジェニファーが、売れないバンドの生贄にされたことをきっかけに悪魔に取り憑かれ、男たちを次々と食い止め始める - - 。公開当時は「男性向けのセクシーホラー」として誤解され酷評された本作ですが、MeToo運動以降、有害な男性性や女性同士の複雑な友情を鋭く描いた「フェミニズム・ホラーの先駆的傑作」として正式に再評価されました。