先住民フェミニズム · 上映
Las Malinches と21世紀メキシコの先住民女性運動
UNAM 社会研究所の対話に先住民とアフロ・メキシコの女性たちが集い、現代メキシコの運動、植民地の記憶、女性の政治参加を論じる。
鑑賞ノート
メキシコ国立自治大学(UNAM)社会研究所が2021年3月8日に開催したこの対話には、運動、組織、地域の取り組みに関わる先住民とアフロ・メキシコの女性たちが集う。司会は Aida Hernández Castillo。登壇者は Georgina Méndez、Yolanda Camacho Calleja、Rocío Moreno、María de Jesús Patricio Martínez(Marichuy)、Liliana Vianey Vargas、Nana Adelaida Cucué、Patricia Torres Sandoval、Rosy Castro の8名である。この構成は重要だ。「先住民の経験」を一つにまとめる講義ではなく、異なる知識と歩みが並び立つ場だからだ。
タイトルの「Las Malinches」は、解釈をめぐって争われてきた植民地の記憶を呼び起こす。21世紀のメキシコにおける先住民・アフロ・メキシコ女性の運動を話し合う場だという主催者の説明とあわせて読むと、この名称は誰が政治的記憶を管理するのか、女性たちが自らを裁いてきた記号をどう読み替えるのかを考えさせる。ただし、その歴史的な響きを、すべての登壇者が共有する一つの立場へ変換してはならない。複数の声を置く形式は、歴史、アイデンティティ、コミュニティ、戦略をめぐる違いを残している。
2時間を超える対話は短い基調講演とは異なる展開を見せる。話題は誰が代表されるかだけでなく、組織化と参加の条件へと移り、政治が土地、コミュニティの関係、承認を求める闘いと結びついて現れる。ここから一つの要求リストを取り出すことが目的ではない。「先住民女性」と「アフロ・メキシコ女性」という言葉が、異なる歴史、民族、政治的プロジェクトにまたがる位置を指すことに注意したい。連帯をつくるカテゴリーも、均質なアイデンティティとして扱えば差異を消しかねない。
FemRes にとって、このパネルは位置づけられた政治的知を、学術カテゴリーへ翻訳するだけでなく、対話として聞く機会である。大学が公開を媒介しても、組織の実践に取って代わったり、多様な運動を網羅的に代表したりするわけではない。ラテンアメリカの先住民女性に関する地域報告とあわせて、統計的な整理とパネルの政治的な声の距離を考えることができる。また論集運動するフェミニズムは、こうした闘いを大陸の複数の思想的系譜に置く手がかりとなる。
対話と登壇者
読者の声
上映後の対話
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