FemRes成長し続けるレビュー

アフリカ・フェミニズム · 論考

世界を救いながら、なぜ異星人のインフラを残すのか

要旨

Jenna N. HancheyとGodfried Asanteは、Tade Thompsonの『Wormwood』三部作を通して、アフリカン・フューチャリズムが植民地的インフラを転用し、クィアでフェミニストな生を想像する方法を論じる。

FemRes / 2021年12月18日
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記事解析

Jenna N. HancheyとGodfried Asanteは、オードリー・ロードの有名な命題「主人の道具で主人の家を解体することはできない」を、Tade Thompsonの『Wormwood』三部作と対話させる。植民地権力の技術がすでに人々の生活に深く入り込んでいるとき、解放はそれを完全に破壊することからしか始まらないのか――著者たちはあえて直感に反する問いを立てる。最終巻『The Rosewater Redemption』の登場人物Oyin Daを通して、インフラの元来の論理に従わず、同時にそこから無傷で離脱したふりもしない抵抗を考える。以下では三部作後半の展開に触れる。

小説では、Homianという異星人がxenosphereを使って人間を変え、その意識を異星の有機的なインフラに保存する。Oyin Daは生者でも死者でもない存在となり、このシステムを通じてのみ存続できる。彼女は妻Nike、娘Juniorとともにその中に家族を築く。仲間のKaaroは当初、xenosphereを植民地支配そのものと見て破壊しようとする。Oyin Daは、すでにシステムによって変えられた人々がどう生きるのか、この二分法では答えられないと指摘する。そして内部からインフラの機能を転用し、その創造者に対抗する。彼女の身体はもはや植民者に規定されず、デジタル空間で想像し直し、他者に投影できる。Nikeと交渉を重ねて共に再構築する家も、植民地国家が望む異性愛の核家族に従う必要がない。

HancheyとAsanteはこの物語をアフリカン・フューチャリズムの文脈に置き、より広いアフロフューチャリズムの想像力と区別する。アフリカは未来技術の異国的な舞台ではなく、アフリカのポストコロニアルな現実、歴史的な移動、具体的な生活が出発点となる。xenosphereは単なるSF装置ではなく、現実のインフラの寓話にもなる。法、教育、資本、知識の制度は、人々を支配すると同時に、容易に離れられない生活条件にもなりうる。Oyin Daは道具を無害なものに塗り替えるのではない。誰に奉仕するのか、どのような身体や親族関係を受け入れられるのか、誰が用途を書き換えられるのかを変える。

しかし、転用は代償のない勝利ではない。Oyin Daの計画は何百万ものHomianの意識を破壊する可能性があり、彼女自身、その選択が消えない道徳的な傷を残すことを認識している。論文は彼女の行動を純粋な正義に還元せず、植民地支配下の人々に無害な抵抗だけを求めることもしない。このジレンマによって問いは具体化する。支配のシステムが生存条件と絡み合っているとき、抵抗はどう支配を断ち、どの関係を守り、どの損害を正当化できないものとして残すのか。主人の家を組み替えても、傷害がなくなる保証はない。それでも「破壊か服従か」以外の戦略を想像可能にする。

これはあらゆる制度にそのまま適用できる処方箋ではない。論文が分析するのはナイジェリアを背景とするSF三部作と一人の登場人物であり、現実の技術や植民地制度一般についての答えではない。その意義は、依存と抵抗が同時に存在する状態を描き、インフラの設計を考える際にクィアな女性の身体、親族、未来を中心に置く点にある。FemRes所収のロード「主人の道具では決して主人の家を解体できない」と並べると、HancheyとAsanteが古典的な命題を引き継ぎながら、文脈に即した問いへと広げていることがわかる。持ち帰るべきなのは「古い制度を残せ」という標語ではない。誰にインフラを変える力があるのか。変化から誰が利益を得て、誰が引き続き害を負うのか。どの部分を書き換え、どの部分を解体しなければならないのかという問いである。

出典。 Jenna N. Hanchey and Godfried Asante, “‘How to Save the World from Aliens, Yet Keep Their Infrastructure’: Repurposing the ‘Master’s House’ in The Wormwood Trilogy,” Feminist Africa 2(2)。全文とダウンロードは誌面ページで公開されている。

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