政治参加 · 研究
女性リーダーは女子の将来への希望と教育達成をどう変えるか:インドの政策実験
Female Leadership Raises Aspirations and Educational Attainment for Girls: A Policy Experiment in India
インドの村議会議長の女性留保枠を利用し、女性が権限を持つ姿に継続して接することが、女子の希望、就学、家事時間に及ぼす影響を調べる。
研究ガイド
女子が自分にも権限を持てると信じるかどうかは、「自信を持って」と励ますことだけでは決まらない。身近で女性が公共の権力を行使すれば、大人が女子に思い描く将来も変わりうる。ロリ・ビーマン、エスター・デュフロ、ロヒニ・パンデ、ペティア・トパロヴァは、女性代表の世代を超えた影響を調べる。政治職への道が開かれると、まだ選挙にも労働市場にも参加していない女子の可能性は変わるのか。
論文と著者稿は、インドの村議会議長職を女性に留保する無作為な政策割当を利用する。2006~2007年、西ベンガル州ビルブム県の495村で、11~15歳の青少年と親から計8,453件の回答を得た。議長職が女性に留保された回数が、二回の選挙を通じてゼロ、一回、二回だった議会を比較する。無作為なのは職位の政策的割当であり、女子一人ひとりへのメンターの割当ではない。
権威が日常の経験になる
希望は、漠然とした「成功したい」という点数ではない。望む学歴、結婚年齢、将来の職業、議長になりたいかを尋ね、親と青少年の回答を分けている。女子自身の将来像と、大人が女子に用意する人生を区別できる。ジェンダー規範が、平等への一般的な賛否ではなく、具体的な将来の選択肢として現れる。
女性指導者に二つの選挙周期にわたって接した村では、希望の男女差の縮小がより明瞭だった。論文はまた、測定された青少年の教育達成の男女差が解消し、女子の家事時間が減ったと報告する。教育の指標は通学経験、読み書き、修了学年などで、生涯の学歴や成人後の所得ではない。時間の変化は、未来の想像と現在の分担の変更が同時に起こりうることを示す。
著者らは若い女性の就業機会が改善した証拠を見いださず、ロールモデル効果という解釈を支持する。ただし、他の経路をすべて排除できたわけではない。雇用の変化が検出されないことは、仕事が重要でないという意味でも、物質的支援を励ましの映像に置き換えられるという意味でもない。女性が実際の権限を持つ姿に継続して接することと、一度の広報活動は異なる介入である。
フェミニズムの観点からは、代表の価値を現職女性の人数以上に考えられる。誰が能力と資格を持つと見なされるか、誰の教育を支えるべきかも変わりうる。親の進学や結婚への期待が変わり、女子は例外的な成功談だけに自分を重ねずに済む。論点はこうした接触を可能にする制度であり、少数の女性議長に偏見是正の全責任を負わせることではない。
推論の境界も大切だ。一県の青少年の結果は、あらゆるクオータ制度の効果を保証しない。二周期の経験から、その後の就職、政治参加、公平な関係までわかるわけでもない。希望と実現した機会の間には距離がある。政策割当の単位、調査対象、測定時点を区別し、8,453件の回答を8,453人の女子と言い換えてはならない。
女性政策決定者と公共財の研究とは、資源配分への効果と次世代の期待への効果を比較できる。ジェンセンの就業機会の実験は、見える権威のあり方を変える経路と、雇用への入口を直接開く経路を対照する。文化的な期待と物質的条件を、どちらか一方に絞る必要はない。
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