FemRes成長し続けるレビュー

学術的家父長制批判 · 研究

科学研究で女性は男性より著者として認められにくい

Women are credited less in science than men

給与記録から研究チームを捉え、論文や特許の名簿にない労働を見る。著者数を貢献の透明な尺度とみなせるかを問う研究。

論文を読む
この資料を共有
X ↗Facebook ↗

01

研究ガイド

著者名簿は功績を認められた人の記録であり、知識の生産を支えた全員の記録ではない。Matthew B. Rossら六人は2022年の研究で、この違いを測定可能にする。公表された名前だけでなく、研究チームで給与を受けた人を特定し、論文や特許に誰が載るかを調べる。現れるジェンダー格差は、発表数を生産性の直接的な窓とする習慣に疑問を向ける。産出の差に見えるものの一部は、功績の配分で生じる可能性がある。

著者名簿の外に分母を作る

行政記録の分析は、米国20大学の9,778チーム、128,859人を結ぶ。雇用記録は2013~2016年、産出は2014~2016年で、39,426論文と7,675特許が対象となる。より大きなデータ基盤の全機関でも、全研究を代表する悉皆調査でもない。給与記録により、著者名だけなら消える労働者が見える。

ただし、チーム所属は全員がすべての論文の著者資格を持つ証明ではない。役職、勤務時期、複数チームや文献への関与を用いて潜在的な著者機会を構成・重み付けし、実際の記載と比較する。功績配分のパターンを調べる方法であり、個々の紛争を裁く法廷ではない。

十分な統制を入れたモデルでは、女性が論文に載る可能性は相対的に13.24%低く、差は約0.421パーセントポイントに相当する。尺度の違う同じ推定であり、13.24ポイントという主張ではない。役職、時間、チームの統制は差を縮めても消さなかった。性別を無作為化した研究ではないため、回帰だけで唯一の因果経路や、全計画での等しい貢献を証明することはできない。

2023年の著者訂正も解釈に関わる。特定集団で格差が「有意」とする語を「残る」に改め、特許分野の数を訂正し、ある記載率が加重値であることを明記した。全体の傾向を、すべての部分集団で同じ統計基準が独立に満たされるという主張へ拡張してはならない。

承認は権威を通じて組織される

別の質問紙調査には、すでに公表研究に関係する研究者から2,660件の回答があった。除外経験、除外の理由、最近の論文への貢献では、回答した部分標本が違う。一つの分母には合算できない。別の角度から功績配分を見る証拠だが、回答する意思や既存の発表歴も、捉えられる経験を形づくる。

自由記述と六件の追加面接は、不明確な規則、上位研究者の裁量、功績を求める危険を示す。声を上げる必要がある一方、それが屈辱を招く場合もある。女性はもっと自己主張すべきだという助言だけでは足りない。著者を決める権威が雇用や次の機会にも影響するなら、交渉は対等な者同士で行われない。これらの声は可能な過程を照らすが、各過程の科学全体での頻度を測らない。

行政証拠にも境界がある。経費に勤務時間を計上しない無償労働は捕捉されず、研究集約型大学に対象が偏る。名前からアルゴリズムで推定する性別は、ノンバイナリーや流動的なアイデンティティを表せない。質問紙は一度も著者にならなかった人も捉えない。見落とされた労働者を見る方法にも端があり、何を解消し何を再生産するのかを問う必要がある。

著者らは功績の喪失が進路を断念させる可能性を論じつつ、より詳しい縦断研究を今後の課題とする。著者記載の推定格差と、生涯の職業損失の測定は区別したい。誰が基準を決め、いつ共有し、貢献者が適用を争う信頼できる経路を持つかを問える。統計的パターンは、名指しされていない研究室への個別判決ではない。

『データ・フェミニズム』の不可視の労働と分類権限の議論が、補い合う枠組みとなる。ここでは研究者自身を評価する証拠が問われる。承認が将来の資源への入口を決めるなら、すでに承認された人だけを測ることは、不平等な過程を中立な実力の記録に見せかねない。

読者の声

研究をめぐる対話

この研究への応答や、共に読むべき論文を共有してください。

ディスカッションに参加

コメント

コメントを読み込み中...

サポート

このコンテンツがお役に立ちましたら

FemResを支援