デジタルフェミニズム · 上映
女性の姿が見えなかったから、テックのコミュニティをつくった
モルディブのテクノロジー管理職Aishath AdnanがWomen in Tech Maldivesの立ち上げを振り返り、女性の可視性を島々の通信環境、教育、ケア政策と結びつけて考える。
鑑賞ノート
TEDxBaaAtollの講演概要は、Aishath Adnanの身近な不安から始まる。女性に期待される家庭中心の道へ進むしかないのではないかと恐れていた彼女は、テクノロジー分野で働くことを選ぶが、職場で女性の姿がほとんど見えないことに気づいた。「誰も見かけなかったから、自分でつくった」という題名は、その不在を行動へ変える。少数の女性技術者を例外として紹介するのではなく、互いを見つけ、学び、支え合える場を仲間と築いた。
Women in Tech Maldivesの共同創設者たちは『Maldives Financial Review』のインタビューで、初期の集まりには十数人の女性が参加し、その後、継続的な組織へと発展したと振り返っている。同じインタビューは職場の代表性を超え、離島の通信環境、ディベヒ語による公共デジタルサービス、公共事業で地元の技術者が働く機会、ケア責任によって女性が仕事を中断する状況も取り上げる。これらはTEDの講演概要にある逐語的な主張ではなく、彼女が築いたコミュニティを取り巻く環境を理解するための補足である。
フェミニストの視点から見ると、コミュニティは単なる人脈ではなく、孤立に抗い、知識を共有し、機会を見つけやすくするインフラになり得る。しかし、学校、企業、政府が通信環境、教育、採用、労働条件を改善する責任を代替するものではない。問題を女性の自信不足として説明すれば、変化の負担を再び女性に戻してしまう。リモート勤務や柔軟な働き方は入口を広げる場合もあるが、有償のテック労働と不均等なケア労働の両方を担わせる唯一の解決策であってはならない。
「女性の姿が見えること」は出発点であって終点ではない。少女たちが教育と通信環境にアクセスできるか、女性の専門性が制度的に認められるか、コミュニティがルールの変更に関われるかが問われる。テック分野の女性コミュニティを別の角度から考えるには、Melina Masnattaによる女性とテクノロジーの講演も参照できる。
講演と関連資料
読者の声
上映後の対話
鑑賞後の感想や、次に観るべき映像の手がかりを共有してください。
ディスカッションに参加
コメントを読み込み中...
サポート
このコンテンツがお役に立ちましたら



