フェミニスト経済学 · 論考
ジェンダー統計:ブラジル女性の社会指標(2024年)
IBGEの第3版報告は無償ケア、就業、教育、所得を結び、男女間だけでなく女性同士の不平等も明らかにする。
記事解析
「女性」を一つの全国平均で表すと、どのような違いが消えてしまうのか。ブラジル地理統計院(IBGE)が2024年に公表した『Estatísticas de Gênero: Indicadores sociais das mulheres no Brasil』第3版は、労働、教育、健康、公的意思決定、権利を一つの統計的枠組みにまとめる。フェミニズムにとっての価値は、一つの指標の改善を平等の達成とみなすのではなく、複数の不平等を同時に追える点にある。
誰の時間が日常を支えているか
2022年のデータでは、無償のケアと家事に費やす時間は女性が週平均21.3時間、男性が11.7時間である。分母には注意が必要だ。この指標は14歳以上で、基準となる週にそれらの活動をしたと回答した人を対象とする。全住民の平均でも、あらゆる責任を記録する時間日記でもない。定義は技術注記に示されている。
内訳を見ると状況が変わる。世帯の一人当たり所得で下位20%の女性は、上位20%の女性より週に7.3時間多く費やす。また、pretas ou pardasと分類される女性は、白人女性より長い時間を担う。これはIBGEがブラジルで用いる肌の色/人種分類であり、黒人およびpardaという区分を指す。その意味を他国の分類に単純に置き換えることはできない。
所得があれば家事を他者に任せられるが、担い手が主に女性である構造まで変わるとは限らない。報告によれば、2022年の有償家事サービス労働者の91.3%は女性だった。これらを合わせて読むと、別の世帯が自由に使える時間を得るために働く女性の雇用条件が問題になる。一人の女性の無償労働の減少と、別の女性の保護の乏しい有償労働は両立しうる。
教育だけでは平等を説明できない
2022年の25歳以上の人口では、高等教育を修了した割合は男性より女性が高い一方、平均所得は女性の方が低い。教育の結果も肌の色/人種別に示され、女性内部の大きな違いがわかる。女性が資格や学歴を増やせば不平等は自然になくなる、という説明では不十分である。
所得比較は記述的なもので、職種や労働時間などを一定にしていない。したがって、同一の仕事に対する賃金差の大きさを測るものではない。職業への配置、ケアによる制約、教育の見返りの不均等がどう結びつくかという、追加の研究課題を示す資料である。
数値とともに分類を読む
2024年版は異なる基準年の指標を集めており、ここで扱う数値は2022年のものだ。報告はまた、性的指向と男女の分類を超えるジェンダー・アイデンティティは対象外だと明記する。広範な公式統計でも、ジェンダー化された生活の全体像には届かない。分類を自然で網羅的なものと扱わず、定義を検討し、別の資料を補う必要がある。
ヒラタの論文では労働関係がジェンダー、階級、人種をどう結ぶかを考え、フランスの生活時間研究では時間差の縮小の意味を問える。AWIDの記事はケア政策を家事労働者の権利につなぐ。フランスとブラジルでは測定方法が異なるため、これらは問いをつなぐ資料として使い、数値を直接比較する国別順位にはしないことが大切だ。
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