FemRes成長し続けるレビュー

家事労働 · 研究

フランスの男女の家事・育児時間:25年間で何が変わったのか

Le temps domestique et parental des hommes et des femmes : quels facteurs d’évolutions en 25 ans ?

フランスの生活時間調査から、家事時間の差が縮まっても責任の平等を意味するとは限らず、育児には別の変化があることを考える。

論文を読む
この資料を共有
X ↗Facebook ↗

01

研究ガイド

女性と男性の家事時間の差が縮まれば、家庭内労働は平等になったといえるのか。クララ・シャンパーニュ、アリアーヌ・パイエ、アンヌ・ソラズは、フランスの1985年から2010年までの変化を調べる。女性が家事を減らすことと男性が多く担うこと、日々の家事と明示的に子どもに向けられた時間を区別する。「進歩」は一つの平均値から導く結論ではなく、検討すべき問いになる。

三回の調査と異なる労働

2015年に発表された論文は、Inseeの生活時間調査の1985年、1998年、2010年のデータを比較する。主な分析対象はフランス本土の18〜60歳で、パートナーの有無を問わない。育児時間の分析は未成年の子どもと暮らす人に限り、カップル内の比較には双方が活動日記を記入した世帯を使う。同じ世帯を25年間追跡した調査ではなく、異なる時点の横断的な調査である。

日記により、料理、掃除、洗濯、買い物を、子どもの世話、宿題の支援、遊び、送迎から区別できる。家事指標には園芸や修繕も含まれる。著者たちは平均だけでなく分布とカップル内の差を調べ、分解モデルを使って人口の観察可能な特徴の変化と、それでは説明できない変化を分ける。フランス語論文の方法欄に、こうした定義が示されている。

差の縮小は男性への全面的な移転ではない

主な標本では、1985年から2010年にかけて女性の一日当たり家事時間は69分、男性は9分減った。2010年も女性の平均は183分で、男性は105分だった。接近を生んだのは主として女性の家事時間の減少であり、女性がしなくなった仕事を男性が引き受けた結果ではない。

育児時間は別の動きを示す。男女ともに子どもに明示的に使う時間が増え、調査日に育児活動を記録しない父親も少なくなった。これは意味のある変化だが、父親の参加が増えたことは、すべての家庭内責任が平等に分担されたことを意味しない。論文はカップル間や女性の負担の分布にも違いを示しており、一つの平均で全世帯を表せない。

分解分析では、女性の家事時間の減少の多くが、就業や家族構成などの観察可能な変化だけでは説明されない。著者たちは家事の基準の緩和や外部委託を論じる。ただし、モデルの説明できない部分は、ジェンダー規範の変化を直接測る因果的な指標ではない。減った仕事は分担されたのか、やめられたのか、再編されたのか、それとも有償の労働者に移されたのか、という問いが残る。

日記に表れない責任

研究は主な活動として記録された時間を用いる。子どもの予定を組み立てる精神的な管理は明示的に除かれ、料理をしながら子どもを見守るような受動的な世話も、育児時間として別に計上されない。分単位の比較では、一部の責任が見えないままとなる。目に見える参加だけでは、必要を予測し、調整し、覚えておく負担まで平等になったとは確認できない。

ヒラタのケア労働分析とAWIDの家事労働者の権利に関する記事を合わせると、責任をカップルの外まで追える。ブラジルの社会指標も別の実証的な背景を提供するが、週単位のケア・家事の指標はフランスの活動日記と異なる。比較の問いを組み立てる資料として読み、数値をそのまま国別の平等度ランキングにしてはならない。

読者の声

研究をめぐる対話

この研究への応答や、共に読むべき論文を共有してください。

ディスカッションに参加

コメント

コメントを読み込み中...

サポート

このコンテンツがお役に立ちましたら

FemResを支援