FemRes成長し続けるレビュー

フェミニスト安全保障研究 · 研究

暴力の連続体:戦争と平和をめぐるジェンダー視点

The Continuum of Violence: A Gender Perspective on War and Peace

Cockburn は家庭、街頭、ナショナリズム、軍事行動、戦後復興におけるジェンダー化された暴力を一つの連続体として捉え、戦争/平和、公的/私的という分割を問い直す。

00

要旨

Cockburn develops a gendered account of violence as a continuum that links intimate, communal, nationalist, military, and postwar forms of harm rather than treating war and peace as separate worlds.

キーワードcontinuum of violencewarpeacemilitarismgendered violence
論文を読む
この資料を共有
X ↗Facebook ↗

01

研究ガイド

Cynthia Cockburn のこの章は、フェミニスト平和研究とフェミニスト安全保障研究にとって重要なテキストである。戦争を日常生活の外側にある例外状態として扱わず、家庭内暴力、街頭での暴力、ナショナリズムの動員、軍事的性暴力、戦後復興における排除を切り離された出来事としても扱わない。むしろ、それらを暴力の連続体に位置づける。

この章が重要なのは、ジェンダー権力が私的生活から国際政治まで複数のスケールを横断して働くことを示すからである。平時は自動的に安全な時間ではなく、戦時の暴力も突然発生するものではない。家庭内の支配、国家による男性性への呼びかけ、軍隊による身体の規律化、女性の経験を沈黙させる戦後制度は、互いに支え合い変形し合う。

この章は Cohn の核戦略言語批判、Tickner による国際関係論リアリズムのフェミニスト的再構成、反性暴力や変革的正義の資料と接続できる。フェミニストの平和とは単なる停戦ではなく、軍事化されうる暴力を生み続ける日常的構造を問うことだと示している。

読者の声

研究をめぐる対話

この研究への応答や、共に読むべき論文を共有してください。

ディスカッションに参加

コメント

コメントを読み込み中...

サポート

このコンテンツがお役に立ちましたら

FemResを支援