FemRes成長し続けるレビュー

メディア索引

歴史的文脈書籍

67
件
01

書籍 · 2025年11月

ガールズ・プレイ・デッド:ある殺人、ある回想録

Girls Play Dead: A Murder, a Memoirジェン-パーシー

1990年にアラスカで起きたケリ・サリヴァン殺害事件をめぐる、身の毛もよだつような調査記録。女性に対する暴力への文化的執着、司法制度の失敗、そして生存者や捜査官が抱える心理的代償を、ジャーナリズムと個人的な回想を交えて描き出す。

02

書籍 · 2024年3月

女性、お金、権力:経済的平等の台頭と下落

Women Money Power: The Rise and Fall of Economic Equalityジョジー・コックス

ベテラン金融ジャーナリストのジョジー・コックスによる、女性がいかに経済的自由のために闘ってきたか、そして平等を阻んできた社会的・政治的障害についての画期的な著作。第二次世界大戦中の「ロージー」から、ニューヨーク証券取引所の男性優位社会に風穴を開けた投資家まで、本作は何世紀にもわたる女性の執拗な金と権力への葛藤を記録し、今日なお直面している課題を浮き彫りにしている。

03

書籍 · 2024年2月

すべては彼女の頭の中にある:医学が教えた女性の身体に関する真実と嘘、そしてそれが今日重要な理由

All in Her Head: The Truth and Lies Early Medicine Taught Us about Women's Bodies and Why It Matters Todayエリザベス・コーメン

メモリアル・スローン・ケタリングのがん専門医であり医学史家でもあるエリザベス・コーメン博士が、女性の医学史を解き明かす。医学がいかに長きにわたって女性の身体を誤解してきたか、そしてこれらの歴史的な見落としが今日の女性の健康にいかに影響を与え続けているかを探求する。

04

書籍 · 2023年11月

ノーマル・ウィメン:歴史を創った900年の女性たち

Normal Women: Nine Hundred Years of Making Historyフィリッパ・グレゴリー

『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー作家であり、高名な歴史小説家であるフィリッパ・グレゴリーによる非虚構(ノンフィクション)の金字塔。イギリス史上、「平凡な」女性たちがいかに非凡な役割を果たしてきたかを根本的に定義し直した画期的な一冊。バイユーのタペストリーには女性よりも多くの男性器が描かれている? 1381年のワット・タイラーの乱は女性たちが始めた税金反対運動だった? ダーウィンは女性が退化して劣等になると信じていた? 人口の半分を占めながら歴史から消し去られてきた女性たちを、900年にわたるイギリス史の主役に据えた歴史的著作。

05

書籍 · 2023年5月

ネイキッド・フェミニズム:女性の「慎み」というカルトを打ち破る

Naked Feminism: Breaking the Cult of Female Modestyビクトリア・ベイトマン

ケンブリッジ大学のエコノミストであり、自らもテレビ、舞台、芸術、抗議活動で裸体となり、身体と頭脳の両方でメッセージを発信してきたビクトリア・ベイトマンによる過激な著作。フェミニズムの約束にもかかわらず、なぜ女性の身体は依然として国家、社会、宗教のなすがままなのか? セクシーであることと知的であることは両立しないのか? 古代エジプトから現代に至る「身体的慎み」の振り子の動きを辿り、女性の身体的抑圧に立ち向かうためにフェミニストが団結することを呼びかけている。

06

書籍 · 2023年2月

パズリアーク:不平等の起源

The Patriarchs: The Origins of Inequalityアンジェラ・サイニ

受賞歴のあるサイエンスジャーナリスト、アンジェラ・サイニによる画期的な探究。男性支配が人類という種にとって「自然」なものであるという思い込みに挑戦している。考古学、科学研究、そして世界各地の文化的歴史を通じて、家父長制がいかにして約7,000年前に出現し、植民地主義を通じて世界中に広まったか、そしてこの歴史を理解することがなぜ真のジェンダー平等を実現するために不可欠であるかを明らかにしている。

07

書籍 · 2022年9月

「トランスジェンダー」以前

Before We Were TransKit Heyam

Kit Heyam は世界のジェンダー史から近代的・白人的・医療化された単線的起源を問い、過去の人物へ決定的な身分を押しつけずトランス史を書く方法を示す。

08

書籍 · 2021年8月

賃金のパトリアーキー:マルクス、資本主義、フェミニズムについてのノート

Patriarchy of the Wage: Notes on Marx, Capitalism, and Feminismシルヴィア・フェデリーチ

「家事労働に賃金を」運動の理論的支柱であるシルヴィア・フェデリーチが、資本主義がいかにして女性の再生産労働を不可視化し、搾取してきたかを解明する。マルクス主義の限界を指摘し、現代のフェミニズム経済学に革命をもたらした論考集。

09

書籍 · 2021年3月

あなたのコンピューターは燃えている

Your Computer Is on FireThomas S. Mullaney, Benjamin Peters, Mar Hicks, and Kavita Philip

植民地主義、ジェンダー化された労働、企業権力、物質的インフラから計算技術を読み直す論集。クラウドを支える労働や、プログラミング学習だけで不平等を変えられるのかを問う。

10

書籍 · 2020年8月

カースト:不満の起源

Caste: The Origins of Our DiscontentsIsabel Wilkerson

Isabel Wilkerson は米国の人種階層、インドのカースト、ナチス・ドイツを比較し、カーストを支配の隠れた文法として捉える。『カースト:不満の起源』は、アメリカの人びとが人種的不平等を語る言葉を変えようとする本である。

11

書籍 · 2020年8月

アメリカ大陸のフェミニズム

Katherine M. Marino

Katherine M. Marino は、ラテンアメリカとカリブ海地域のフェミニストたちが国際的な女性の権利を形づくった歴史を描き直す。指導権、労働、反帝国主義、社会正義をめぐる対立が汎米組織と国連憲章をどう変えたかを追う。

12

書籍 · 2020年7月

ブロードバンド:インターネットをつくった女性たち

Broad Band: The Untold Story of the Women Who Made the InternetClaire L. Evans

初期計算、プログラミング言語、ネットワーク名簿、オンライン共同体を通じ、女性をプログラマー、基盤維持者、ネット文化の作者として描き直す。『ブロードバンド』は、少数の男性天才が研究所、軍事機関、シリコンバレーの車庫でインターネットを発明し、社会へ自然に広がったという起源神話を覆す。

13

書籍 · 2020年3月

女性の夫たち

Female HusbandsJen Manion

Jen Manion は18世紀から20世紀初頭の英米で「女性の夫」と呼ばれた人々を再構成し、結婚、労働、階級、報道がいかにジェンダーを形づくったかを問う。

14

書籍 · 2020年2月

マイナーな感情:アジア系アメリカ人の告白

Minor Feelings: An Asian American Reckoningキャシー・パーク・ホン

「モデル・マイノリティ」という神話に隠された、アジア系アメリカ人特有の言葉にならない痛み、怒り、そして疎外感を、詩的な筆致と鋭い批評眼で描き出す。人種、アイデンティティ、そしてアメリカ社会の階層構造を解体する、魂の記録。

15

書籍 · 2019年9月

誓願

The Testamentsマーガレット・アトウッド

世界中を震撼させた『侍女の物語』から15年。ギレアデ共和国の崩壊を巡り、立場の異なる三人の女性たちの視点から語られる、驚愕の続編。抑圧された体制の内部から、いかにして抵抗の火が灯り、絶対的な権力が瓦解していくのかを描き出す。

16

書籍 · 2019年3月

海女たちの島

The Island of Sea Womenリサ・シー

韓国・済州島を舞台に、数十年にわたる二人の海女の交錯する運命を描いた歴史小説。日本植民地時代から朝鮮戦争、そして現代に至るまでの激動の歴史の中で、女性たちの強靭な生命力と連帯、そして許しの物語が紡がれる。

17

書籍 · 2018年10月

トランスジェンダー児童の歴史

Histories of the Transgender ChildJules Gill-Peterson

Jules Gill-Peterson は20世紀のトランスジェンダー児童と、その周囲の医療、人種、政治制度の歴史を掘り起こす。医療記録から、今日の語彙を持たなくてもジェンダーを説明し身体の変化を求めた子どもたちを探し、医学の「発見」が彼らの手紙や粘り強さから始まったと示す。

18

書籍 · 2018年6月

わたしたちが壊した牢獄

Baby Kamble

Baby Kamble の回想録は、「牢獄」をカースト、貧困、宗教的規律、家庭内家父長制が共につくる構造として捉える。『わたしたちが壊した牢獄』は、ベイビー・カンブルのマラーティー語作品 Jina Amucha(「わたしたちの生活」に近い題)を訳したものだ。

19

書籍 · 2018年1月

ジェンダー化されるカースト

Gendering Caste: Through a Feminist LensUma Chakravarti

Uma Chakravarti は、カーストとジェンダーを相互に構成する歴史的秩序として捉え、内婚、女性の性の統制、労働と財産が境界の再生産にどう関わるかを論じる。

20

書籍 · 2017年12月

Black on Both Sides

C. Riley Snorton

C. Riley Snorton は奴隷制の記録、医学史、逃亡の物語から、黒人性とトランス性が米国で共に形づくられた歴史を描く。

21

書籍 · 2017年11月

トランスジェンダー史

Transgender HistorySusan Stryker

スーザン・ストライカーの2017年刊第2版は、戦後から2000年代までの米国のトランス・コミュニティと運動をたどり、政治語彙や連帯の変化を描く。

22

書籍 · 2017年7月

象の群れの中の蟻

Ants Among Elephants: An Untouchable Family and the Making of Modern IndiaSujatha Gidla

母と叔父たちの家族史を通じ、植民地末期、独立、革命政治を横断して、カースト、階級、家父長制が自由の意味をどう規定したかを描く。『象の群れの中の蟻』は Sujatha Gidla の発見から始まる。インドでは語ることのできない日常にすぎなかった家族の経験が、国外へ出て初めて、書き残すべき物語になった。

23

書籍 · 2017年5月

インフェリア:科学はいかにして女性を誤解してきたか

Inferior: How Science Got Women Wrong - and the New Research That's Rewriting the Storyアンジェラ・サイニ

科学界に潜む根深いジェンダー・バイアスを暴き、女性の能力に関する「科学的」な誤解を解体する画期的な著作。生物学から心理学、人類学に至るまで、最新のデータが語る女性の本姿とは。

24

書籍 · 2017年5月

医師と聖者

Arundhati Roy

Arundhati Roy は Ambedkar と Gandhi の対立を通じて、インド・ナショナリズムの中で抑え込まれたカースト問題を再検討する。

25

書籍 · 2017年2月

沈黙はあなたを守らない:詩、エッセイ、スピーチ集

Your Silence Will Not Protect Youオードリー・ロード

「沈黙を言葉と行動に変えること」――。黒人、レズビアン、母親、そして戦士としてのアイデンティティを掲げ、差別、病、そして権力と戦い抜いたオードリー・ロードの代表的な著作を網羅した決定版。差異を連帯の力に変えるための、あまりにも力強い知の遺産。

26

書籍 · 2017年1月

プログラムされた不平等

Programmed Inequality: How Britain Discarded Women Technologists and Lost Its Edge in ComputingMar Hicks (published as Marie Hicks)

Mar Hicksは、女性が英国のコンピューティングを支えながら低い職位に閉じ込められ、分野の威信が高まると昇進の道から排除された過程を描く。

27

書籍 · 2016年8月

イット・エンズ・ウィズ・アス:ふたりで終わらせる

It Ends with Usコリーン・フーバー

愛と暴力の境界線、そして世代を超えて続く虐待の連鎖を断ち切る勇気。実話をベースにした、切なくも力強い心揺さぶる現代小説。選択、強さ、そして自愛をめぐる物語。

28

書籍 · 2016年6月

セックス・オブジェクト:ある回顧録

Sex Object: A Memoirジェシカ・ヴァレンティ

女性がいかにして幼少期から「性的な対象(モノ)」として扱われ、そのことが彼女たちの自己認識、人間関係、そして精神にいかに深い傷跡を残すかを赤裸々に綴った回顧録。フェミニズムの第一線で活躍してきた著者が、自らの経験を通じて現代社会の女性蔑視の本質を告発する。

29

書籍 · 2015年10月

マイ・ライフ・オン・ザ・ロード:旅する女の一生

My Life on the Roadグロリア・ステイネム

伝説的なフェミニスト活動家グロリア・ステイネムが、数十年にわたる旅と、そこで出会った人々との対話を通じて綴った回顧録。移動すること、傾聴すること、そして連帯することがいかにして世界を変え、自己を形作るかを美しく描き出す。

30

書籍 · 2015年9月

わたしの人生の織物:ダリット女性の回想録

The Weave of My Life: A Dalit Woman's MemoirsUrmila Pawar

マラーティー語の自伝『Aaydan』を Maya Pandit が英訳。Urmila Pawar は竹籠を編む母の労働から、カースト、家族、政治的覚醒を描き直す。

31

書籍 · 2015年3月

「男性の娘」と「女性の夫」――あるアフリカ社会のジェンダーと性

Male Daughters, Female Husbands: Gender and Sex in an African SocietyIfi Amadiume

イフィ・アマディウムがナイジェリア南東部のイボ系ヌノビ社会を通して、親族、相続、富、母性、植民地制度がジェンダー役割と女性の権威をどう形づくるかを考察する。

32

書籍 · 2013年4月

ママ、私、そしてママ:母と娘の物語

Mom & Me & Momマヤ・アンジェロウ

偉大な詩人マヤ・アンジェロウが最期に執筆した自伝。早年の母による遺棄、長年の疎遠、そして劇的な再会と和解。複雑な愛の形を通じて、一人の女性がいかにして自立し、許し、そして伝説的な作家へと成長したかを美しく描き出す。

33

書籍 · 2013年3月

リーン・イン:女性、仕事、リーダーへの意欲

Lean In: Women, Work, and the Will to Leadシェリル・サンドバーグ

Facebookの元COO、シェリル・サンドバーグによる、世界の女性たちへの変革への呼びかけ。职場でのリーダーシップ、家事の分担、そして自らの野心を肯定することを説き、世界中で「リーン・イン(一歩踏み出すこと)」の旋風を巻き起こした現代のビジネス・バイブル。

34

書籍 · 2013年2月

マヌの狂気に抗して

Against the Madness of Manu: B.R. Ambedkar's Writings on Brahmanical PatriarchyB. R. Ambedkar and Sharmila Rege

Sharmila Rege は Ambedkar のブラフマナ的父権論を選集し、反カースト思想そのものが深いフェミニスト批判であることを示す。

35

書籍 · 2012年12月

女性と戦争

Women and WarsCarol Cohn

キャロル・コーン編。戦争経済、性暴力、避難、軍隊、和平交渉、戦後社会をジェンダーの視点から読み直す論集。

36

書籍 · 2011年1月

荒地の庭師

A Gardener in the Wasteland: Jotiba Phule's Fight for LibertySrividya Natarajan and Aparajita Ninan

Srividya Natarajan と Aparajita Ninan が Jotiba Phule の1873年の反カースト思想を漫画へ翻案し、知識、女性教育、Savitribai、歴史を語る権力を問い直す。

37

書籍 · 2009年4月

楽園の向こう側:ある回顧録

The Other Side of Paradise: A Memoirステーシーアン・チン

ジャマイカの貧困、暴力、そして厳格な社会的期待の中で育った一人の少女が、詩と自らの声を通じて自律を勝ち取るまでの壮絶な記録。混血としてのアイデンティティ、セクシュアリティ、そして「楽園」という虚像の裏側にある真実を描き出した、魂の回顧録。

38

書籍 · 2008年5月

ベグンプラを求めて

Seeking Begumpura: The Social Vision of Anticaste IntellectualsGail Omvedt

Gail Omvedt が描くベグンプラは、反カースト思想家たちの平等な社会構想であり、移動や公共空間へのアクセスを含む具体的な自由の地平である。

39

書籍 · 2008年1月

忘れられた解放者:Savitribai Phule の生と闘い

A Forgotten Liberator: The Life and Struggle of Savitribai PhuleBraj Ranjan Mani and Pamela Sardar

伝記、書簡、詩、学生の文章を通じて Savitribai Phule の反カースト教育を再構成し、彼女が国民史とフェミニズム史から忘却された理由を問う論集。

40

書籍 · 2007年1月

黒い姉妹たちの通りで

On Black Sisters' Streetチカ・ユニグウェ

尼日リア出身の作家による、アントウェルペンで性労働に従事する4人のアフリカ人女性の物語。貧困、裏切り、そしてより良い生活への切望が彼女たちをヨーロッパへと追いやる。冷酷な現実の中で、失われたアイデンティティと新たな連帯を探し求める彼女たちの交差する運命を描き出す。

41

書籍 · 2006年5月

トランスジェンダー研究リーダー

The Transgender Studies ReaderSusan Stryker and Stephen Whittle

五十篇の論考を通じ、医学・法制度による分類、フェミニズム内部の論争、知識を生み出す主体と英語圏の限界を描くアンソロジー。

42

書籍 · 2005年1月

ジェンダーとカースト

Anupama Rao

Anupama Rao 編の論集は、歴史研究、政治論争、ダリット女性の証言を結び、カーストとジェンダーが身体、労働、法、知の権威をどう共同編成するかを示す。

43

書籍 · 2004年8月

革命という問い――エルサルバドル、チリ、キューバのフェミニズム

Julie D. Shayne

サルバドール、チリ、キューバの革命運動とその後を、女性の政治参加とフェミニズムの形成から比較するジュリー・D・シェインの研究。

44

書籍 · 2004年4月

セックスはいかに変わったか

How Sex ChangedJoanne Meyerowitz

ジョアン・メイエロウィッツが20世紀米国のトランスセクシュアリティを医学・メディア・法の交差からたどり、「性」の定義をめぐる当事者の交渉を描く。

45

書籍 · 2004年1月

キャリバンと魔女:資本主義、身体、女性

Caliban and the Witchシルヴィア・フェデリーチ

資本主義の原始的蓄積に関する画期的なフェミニスト的再検討。女性の身体に対する暴力的な統制がいかに資本主義発展の土台となったかを明らかにする。

46

書籍 · 2002年10月

ピンク・シンク:『立派な女性』になるための不快なレッスン

Pink Think: Becoming a Woman in Many Uneasy Lessonsリン・ペリル

20世紀を通じてアメリカの女性たちに押し付けられてきた「理想の女性像」という名の狂気。エチケット教育、奇妙な美容法、そして家父長制的な社会的期待を、膨大なアーカイブ調査と鋭いユーモアで解体する、社会学的エンターテインメント。

47

書籍 · 2000年3月

ラテンアメリカにおけるジェンダーと国家の隠された歴史

Hidden Histories of Gender and the State in Latin Americaエリザベス・ドア, マクシン・モリニュー

ラテンアメリカのジェンダー、国家形成、市民権、家族、法、権力を扱う歴史論集。『ラテンアメリカにおけるジェンダーと国家の隠された歴史』は、国家とジェンダーを相互作用する二つの対象ではなく、互いを作る歴史過程として扱う。Elizabeth Dore と Maxine Molyneux が編んだ論考は植民地末期から20世紀末に及ぶ。

48

書籍 · 2000年1月

ペルセポリス:イラン少女の物語

Persepolisマルジャン・サトラピ

イラン・イスラム革命とイラン・イラク戦争という激動の時代を、一人の少女の視点から描いた自伝的グラフィック・ノベル。自由を求める反骨精神、アイデンティティの葛藤、そして国家権力による抑圧。モノクロの絵が語る、あまりにも人間的で力強い再生の記録。

49

書籍 · 1997年10月

女性の発明――西洋のジェンダー言説をアフリカから読み直す

The Invention of Women: Making an African Sense of Western Gender DiscoursesOyèrónkẹ́ Oyěwùmí

Oyèrónkẹ́ Oyěwùmíが「女性」という普遍的カテゴリーを問い直し、ヨルバの歴史・言語・植民地的知識生産から西洋のジェンダー理論を検討する。

50

書籍 · 1996年1月

クィア・セオリー:入門

Queer Theory: An Introductionアンナマリー・ジャゴーズ

「クィア・セオリー」という複雑で変革的な思考の系譜を解き明かす、最も信頼できる入門書。アイデンティティの政治から、脱構築、フェミニズムとの交差、そしてセクシュアリティの定義を根本から揺るがすその可能性までを、平易かつ精緻な論理で体系化した決定版。

51

書籍 · 1996年1月

トランスジェンダー・ウォーリアーズ:ジャンヌ・ダルクからデニス・ロッドマンまで

Transgender Warrior: Making History from Joan of Arc to Dennis Rodmanレスリー・ファインバーグ

トランスジェンダーの歴史と誇りを取り戻すための、記念碑的なノンフィクション。太古の共同体から現代のアクティビズムまでを網羅し、ジェンダーの多様性がいかに抑圧され、またいかに不屈の意志で戦われてきたかを、豊富な図版と共に解き明かす。

52

書籍 · 1995年9月

炎の言葉:アフリカ系アメリカ人フェミニズム思想アンソロジー

Words of Fire: An Anthology of African-American Feminist Thoughtベバリー・ガイ=シェフトール(編)

19世紀から現代に至る、黒人女性思想家たちの魂の叫びと知性の記録。人種差別、性差別、そして階級抑圧という三重の束縛を打ち破るために発せられた「炎の言葉」を集結させた、ブラック・フェミニズムの正典とも言える記念碑的選集。

53

書籍 · 1995年7月

女性と戦争

Women and WarJean Bethke Elshtain

Jean Bethke Elshtain は、西洋政治思想における「正義の戦士」としての男性、「美しい魂」としての女性という神話を分析する。

54

書籍 · 1993年1月

ストーン・ブッチ・ブルース

Stone Butch Bluesレスリー・ファインバーグ

跨性別(トランスジェンダー)とレズビアンの歴史における不朽の金字塔。1950年代から70年代のアメリカを舞台に、ジェンダーの境界線を生きる主人公ジェスの孤独な闘いと、労働者階級の連帯、そして自己の真実を求める不屈の魂を描き出した魂の物語。

55

書籍 · 1991年1月

バックラッシュ――アメリカ女性に対する宣戦布告なき戦争

Backlash: The Undeclared War Against American Womenスーザン・ファルーディ

スーザン・ファルーディは、1980年代のメディアが結婚・出産・仕事をめぐる不確かな言説を、フェミニズムが女性を不幸にした証拠へ変える過程を追う。

56

書籍 · 1988年1月

ジェンダーと歴史の政治学

Gender and the Politics of Historyジョアン・ウォラック・スコット

ジョアン・ウォラック・スコットが1988年に出版した画期的な著作は、ジェンダーを歴史分析の中心的範疇として確立し、従来の歴史学における生物学的決定論と本質主義を深く問い直した。

57

書籍 · 1986年1月

家父長制の創造

The Creation of Patriarchyゲルダ・ラーナー

家父長制の起源と発展を歴史的な視点から辿り、ジェンダー抑圧の歴史的根源に関する極めて重要な理解を提供している。『家父長制の創造』は、アメリカの歴史家ゲルダ・ラーナーによる先駆的な著作であり、厳格な歴史研究の手法を用いて家父長制の起源と制度化を辿った、記念碑的な業績です。

58

書籍 · 1984年1月

『得体な淑女』と女性作家:メアリ・ウルストンクラフト、メアリ・シェリー、ジェーン・オースティンの作品における文体としてのイデオロギー

The Proper Lady and the Woman Writer: Ideology as Style in the Works of Mary Wollstonecraft, Mary Shelley, and Jane Austenメアリ・プーヴィ

18世紀末から19世紀初頭のイギリスにおいて、「得体な淑女」という社会的規範がいかに女性作家たちの創作と文体を規定したかを分析した記念碑的な文芸批評。メアリ・ウルストンクラフト、メアリ・シェリー、ジェーン・オースティンの三人の作家が、抑圧的なイデオロギーと格闘し、いかにして自らの声を表現したかを解明する。

59

書籍 · 1981年1月

私は女ではないの?:黒人女性とフェミニズム

Ain't I a Woman: Black Women and Feminismベル・フックス

この画期的な著作は、奴隷制から現在に至るまでの黒人女性の経験を検討し、性差別と人種差別の交差がいかに独自の抑圧形態を生み出すかを分析している。フックスは白人フェミニズムの人種差別と黒人解放運動の性差別の両方を批判し、反人種差別と反性差別の闘争は分離不可能であると主張して、後のインターセクショナリティ理論の基礎を築いた。

60

書籍 · 1979年1月

屋根裏の狂女:女性作家と19世紀の文学的想像力

The Madwoman in the Attic: The Woman Writer and the Nineteenth-Century Literary Imaginationサンドラ・ギルバート、スーザン・グーバー

サンドラ・ギルバートとスーザン・グーバーは、19世紀文学の慣習が女性の作者性をどう形づくったかを論じる。本稿では「作者であることの不安」を軸に、『ジェイン・エア』のバーサをめぐるポストコロニアル批評と読み合わせる。

61

書籍 · 1978年1月

オリエンタリズム

Orientalismエドワード・W・サイード

西洋がいかにして「東洋(オリエント)」という歪んだイメージを作り上げ、支配の道具としてきたかを解体する、20世紀後半で最も影響力のあった批評書の一つ。ポストコロニアル理論の礎となり、ジェンダー、人種、権力の複雑な関係を理解するための不可欠なガイド。

62

書籍 · 1977年1月

女たちの部屋

The Women's Roomマリリン・フレンチ

マリリン・フレンチの1977年のフェミニズム小説。家事労働を担う結婚生活からハーバード大学院へ戻るミラの歩みを通じ、経済的依存、女性の連帯、性暴力、人種が自由をどう制限するかを問う。

63

書籍 · 1976年1月

女戦士:幽霊に囲まれた少女時代の回顧録

The Woman Warrior: Memoirs of a Girlhood Among Ghostsマクシーン・ホン・キングストン

中国の伝説、家族の語り、そしてアメリカでの現実を織り交ぜ、華僑二世としての複雑なアイデンティティと沈黙の葛藤を描き出した独創的な回顧録。花木蘭(ムーラン)のような戦士のイメージを通じ、抑圧を言葉で打ち破り、自分自身の物語を勝ち取るまでの魂の記録。

64

書籍 · 1968年1月

膣オーガズムの神話

The Myth of the Vaginal Orgasmアン・コート

1968年に発表された、第2波フェミニズムの最も重要かつ論争を呼んだ論文の一つ。フロイト派の精神分析が定義した「成熟した女性の性的反応」という神話を解体し、女性の身体的悦びの真の源泉としてのクリトリスの重要性を科学的・政治的に主張する。女性の身体的・性的自律のための闘争における歴史的マニフェスト。

65

書籍 · 1927年5月

灯台へ

To the Lighthouseヴァージニア・ウルフ

意識の流れという革新的な手法で、一家族の十数年にわたる歳月と、失われた時間、そして芸術の完成を描き出した現代文学の最高傑作。母性、結婚、そして女性の創造性をめぐる深い洞察が、スコットランドの美しい海辺の風景と共に詩的に綴られる。

66

書籍 · 1405年1月

『貴婦人の都の宝』

Le trésor de la cité des dames de degré en degré et de tous estatzChristine de Pizan

クリスティーヌ・ド・ピザンが1405年に著したフランス語作品。女性の学び・労働・統治を身分ごとに論じ、中世の階層秩序も映し出す。

67

書籍 · 1000年1月

枕草子

枕草子 (Makura no Sōshi) / The Pillow Book清少納言

清少納言が1000年頃に記した『枕草子』は、列挙や詩、宮廷の断片を女性の文学的判断力へと変える。その声を可能にし、同時に制約した貴族世界も見えてくる。